最後はいつもの・・・.第7回大阪LAC次世代の会で手術の勉強をしてきました.

昨日は「第7回大阪LAC次世代の会」で腹腔鏡下大腸切除術の勉強をしてきました.

この大阪LAC次世代の会は,2015年10月に第一回目が開催されています.

各演者がほぼ未編集の手術ビデオを持ち寄り,その映像を見て,みんなでヤンヤヤンヤ言い合うことができるのが,この勉強会のいいところです.言い合うといっても,上から目線で批判したり,自分の意見を押しつけたりと,演者が公開処刑されるようなこはありません.

私も第4回の勉強会で発表し,自分では気がつかなかったことや知らなかったこと,良い点悪い点を指摘していただき,その後の手技の向上につながりました.

 

今回は司会の立場で手術ビデオを拝見しました.自分の手術ビデオを公開するのはなかなか勇気がいるんですよね.批判されたら・・・,へたくそと思われたら・・・,怒られたら・・・.未編集未処理ビデオということで,自分のありのままを晒すことになります.

そんなストレスがかかる中で,お二人が講演してくださいました.

 

講演1の高松先生は,なんと卒後まだ6年目!

執刀医としての経験もまだ僅かながらも,とても上手い.5倍速で映像を流していたというバイアスはありますが,電気メスの使い方,スパチュラの先端を滑り込ませる層の認識能と技術には,光るものを感じました.今後の成長が楽しみです.

 

講演2の金光先生は,私と同期で平成11年卒.

お互い若さと勢いあふれる年齢ではなくなったため,高松先生のビデオのようなフレッシュ感はありませんが,熟練した安定した手術手技でした.同じ術式名でも施設によってやり方が違うので,面白いです.戦略(理由付け)をもって手術されているのはさすがです.

 

出席された方からも多くの意見をいただき,活発な議論がなされていました.とても勉強になりました.ご出席頂きました先生方,世話人の一人として御礼申しあげます.

そして,このような生ビデオを見て議論を交わすという,外科医の成長にとって大変有意義な会を主催していただきました大鵬薬品の方々にも,この場をかりて御礼申しあげます.

 

みんなでお勉強をしたあとは,情報交換会です.

僕の大好きな,八尾市立の井出先生.どうでもいいですが,妻の旧姓は井手です.

松下記念の谷先生,市立総合の井上先生,済生会滋賀の中島先生,箕面市立の団野先生.

よくよく考えれば,何のつながりもないメンバーなんですよね.

場所を移動しての2次会.

時刻も午前1時を過ぎ,酔いも回ってグダグダに,

そして最後に代表世話人の関西医大の徳原アニキです.楽しい研究会を立ち上げてくださりありがとうございます.

 

みなさんお疲れさまでした.

次回は,2019年5月17日 グランビア大阪で開催予定です.