【危機】人口が1年で40万人以上減っている

少子高齢化問題が叫ばれて久しいです.

 

子供を3人育てている者としては,生活の中で常に我が子やその友達と接触しているため,少子化の実感が湧きにくい.

たしかに,昭和49年,第2次ベビーブームの真っ只中に生まれた身としては,小学校の一クラスの人数は30人程度(私の小学校では43人だった),30年前に建てられた小学校には,使われていない教室が数室あるなど,間接的に子供の数が減っていることはわかるのですが・・・.

 

出生数、合計特殊出生率の推移のグラフ

グラフが示すように,1973年(昭和48年)には200万人が生まれましたが,2016年には100万人を下回り98.6万人となりました.

 

半分です.

平成30年はさらに減って,92万人.

90万人割れも目前となっています.

 

一方で,年間の死亡者数はどうなっているのでしょうか?

 

出典は違いますが,毎年死亡数は増え続け,平成30年には136.9万人が亡くなっています.

(出典:厚生労働省人口動態

 

さらにこの厚労省の報告を見ていくと,驚くべき数字が出ています.

人口の自然増減の年次推移を示したグラフです.

意図せず,ウォーターフォール・プロットグラフになっていますね.

 

要するに,近年,毎年毎年人口が減ってきているということです.

 

その減り数,

なんと 448,000人

 

44万人 減ってます.

 

44万人と言われてもどのくらいの数字なのかピンときませんよね?

人口44万減の恐ろしさを.

 

私は福井県出身です.

 

関西の天気予報で右上に「しれーっ」とくっついている県.

 

福井県の人口は,77.9万人ぐらいです.

同じ裏日本チームの,鳥取県 56.5万人,島根県 68.5万人.

福井の方が多いですね!

 

話がずれましたが,44万人という規模がおわかりいただけると思います.

 

裏日本の話をしても実感が湧かない?

 

承知しました.

 

堺市 80万人

うち堺市南区 15万人

富田林市 11万人

河内長野市 10万人

大阪狭山市 5万人

(たにしまクリニックの往診範囲)

つまり,毎年 堺市南区,富田林市,河内長野市,大阪狭山市の住民を合わせた数以上に人口が減っているのです(出典:総務省統計局).

 

だいじょうぶかぁ〜!? ニッポン

 

だいじょうぶではないです.

 

どうにもなりません.

 

毎年,数個の都市が消滅するに等しい数の人口が減っていく.

 

いろいろな制度設計を見直さなければなりません.

 

自分の将来設計も然り.

 

さて,どうしようかな?

 

そうだ,選挙に行こう!

 

ということで,7月21日は参議院選の投票日となっています.

 

若い人!(もちろん私も含みます) 選挙に行かないと,将来大変なことになりますよ!