「もみじ」と「まるばの木」のミニ盆栽.苔を張り替えました.
皆さんは「盆栽」に,どんなイメージをもちますか?
盆栽というと,波平さんみたいなおじいちゃんが,黒松の枝をパチンパチンと切っていたり,大事に育てた盆栽にどこからともなく野球のボールが飛んできて鉢が割れてしまったり,をイメージするかもしれません.
しかし最近は,昔ながらの盆栽ではなく,苔玉や小さな鉢に飾られたオサレな盆栽が増えて,にわかにブームになっています.
2018年4月に学会で東京に行った時,もみじの盆栽に一目惚れし,即買いしました.
東京NHK前にお店を構える,NEO GREEN(http://www.neogreen.co.jp/)
鹿嶋八房と呼ばれるモミジです.
宅配便で送ってもらえます.
もみじは比較的育てやすいといわれてますが,夏を乗り切れるか心配でした.
しかし,葉焼けをしてちりぢりになった葉があるものの,殺人的なこの夏の猛暑を枯らさずに乗り切ることができました.
でもよく見ると,何か雰囲気が変わっている・・・.
そうなんです.購入時に緑の段通のようであった苔が無くなっています.
苔が枯れてしまったので剥がしました.
小石などを置いてもいいかなと思っていましたが,購入時の写真を見返すと,苔があった方が圧倒的に見栄えがいい.
そろそろ強烈な暑さや日差しが緩んできたため,苔を張り直すことにしました.
苔は買うことができます.山林などで自生しているのを剥がしてくることも可能ですが,探しに行く手間を考えたら買った方が早いということで,購入しました.
1P 450円です.
楽天などの通販でも購入可能です.
これを植木鉢にのせ,水をやっておしまいです.
簡単でしょう!
もみじは水を好むので,夏は朝晩2回の水やりをしました.すると苔にとっては常に水がかかった状態で,しかも朝にやった水の温度が,日光と気温によって上昇し,蒸れてしまいます.だんだんと苔の色が悪くなって,最終的には黒く溶けたような状態となってしまいました.
今年の夏は特に暑かったので仕方がないのかもしれませんが,後学のためにお店の人に聞いてみました.
質問:水をやりすぎると苔が枯れてしまうし,水をやらないともみじが枯れてしまう,どうしたらいいですか?
答え:苔は消耗品です.盆栽をからさないよう水をしっかりとあげてください.
ということで,そもそも生育環境が異なる植物を同じ鉢の上で育てようとすることに無理があるようで,苔は痛んだら丸ごと張り替える,もみじの水を絶やさない.これが正解.
苔を買いに行ったのですが,お店にはステキな盆栽がたくさん飾ってありました.
あれもこれも欲しくなったのですが,全部枯らすという最悪の結末を迎えないようにするため1つだけ購入しました.
「まるばの木」.
その名の通り,丸い葉っぱが特徴的でカワイイ.娘チョイスです.
紅葉し始めています.
もみじとまるばの木,来年の今頃まで枯らさずに維持できたら,黒松の盆栽を追加しようっと.
今回お世話になったお店へのリンクです.
niwa q(ニワキュウ)さん
苔玉作りの教室も行っています.オリジナルの盆栽作りも可能です.