2019年度 まとめ

2019年4月1日に開業し,無事一年が経過しました.

かわべクリニックで修行したとはいえ,実際に自分で運営していくとなると,右往左往.
開業後始めて遭遇する難題に,ときにはハッタリをかましつつ,その裏では冷たい汗をかきながら,本やネットで対策を検索.
それでも皆さんの我慢と応援のお陰で,なんとか1周年を迎えることができました.

ありがとうございます.

 

この1年間(2019/4/1〜2020/3/31)のデータをまとめてみました.どんなクリニックかを想像するのに,お役に立てればと思います.

 

 

疾患群分類

悪性疾患が6割,良性疾患が4割でした.

 

算定

在宅の管理料の算定区分に,難病と非難病があります.

難病(がんの末期,指定難病,ストマやカテーテル,在宅高カロリー輸液など)に分類される患者さんの割合は7割でした.

 

訪問地域

地元の大阪狭山市が多くなっていますが,河内長野,堺,富田林とおおよそ均等な割合でした.

 

紹介元

病院からケアマネさんや訪看さんを通じて紹介いただいたり,逆の場合もあったりするので,正確ではありませんが,おおよそこのような分布となっていました.

 

特殊医療処置を行った数

医療用麻薬は28名に対して使用しました.内PCAポンプを用いたのは2名でした.

腹水穿刺は1名に行いました.

 

往診件数

往診件数は224件でした.そのうち,夜間や深夜,休日などの緊急往診件数は63件でした.

 

お亡くなりになった患者さん

訪問診療を行った患者さんのうち,51名が亡くなりました.

36名をご自宅で看取らせていただきました

 

ご自宅で看取った患者さんの平均介入期間は43.4日 中央値は28.5日でした.

 

病院で最期を迎えられた15名の,訪問診療介入期間の平均値は49.9日,中央値は41日でした.

この方々が入院してから最期を迎えられるまでの期間の中央値と範囲は,30(0-79)日でした.

 

施設基準

経験数の増加とともに,当院の施設基準もステップアップしていきました.

2019年4月1日 在宅療養支援診療所

2019年6月1日 在宅療養実績加算2 算定開始

2019年7月1日 機能強化型在宅療養支援診療所

2020年4月1日 在宅緩和ケア充実診療所加算 算定開始(2020年度です)

 

まとめ

当クリニックの2019年度のデータを公開しました.

各数字が,どのような意味を持ち,他の施設と比べて多いのか少ないのか,よく分かりませんが,なんとなく当院の特徴を表しているのではないかと思います.

また来年,データを公開できるよう精進してまいります.

関係者の皆様,今後ともよろしくお願いいたします.